いのちの電話は全国各地にありますが、すべてボランティアの方々で運営されており、人数も限られ回線も少ないようです。最後の砦とも言えるサービスですが、もし電話が繋がらない時、私たちはどうすれば良いのかを考えなければなりません。

2023年厚生労働省によれば、全国の自殺死亡者数は21,818人と20年以降高止まりが続いているようです。10万人あたりに換算すると17.5人と少ないように見えるのかも知れませんが自殺企図、希死念慮の方など潜在化している予備軍は100倍以上いるのではないかと考えています。かつての私自身も予備軍の一人でした。

いのちの電話や行政、NPO等自殺防止に取り組む団体はあるものの、昨年度の統計を見るだけでもまだその方々の受け皿が足りていないことも明らかです。

自己責任論をとなえる方もいるとは思いますが、こればかりは誰も自分がそうなるとは思っていないのではないかと感じます。人は追い詰められれば誰でも間違いなく苦しくなるものです。したがって、明日は我が身です。皆でフォローしあわなければならないのではないかと私は考えます。

会社や近所でメンタル不調者はいないか?

不調者が孤独になっていないか?

受診や専門家を頼るよう声かけしたか?

このような気配り・声掛けでも不調者は楽になる場合もあります。関わり方が良く分からないときは身近な誰かと一緒に声掛けするだけでもその人の人生が変わって来るかも知れません。ぜひ近くに不調者がいたら勇気を出して声をかけてあげてください。

また、不調者の方にも考えて欲しいことがあります。

誰かに勇気を出して相談したか?

適切な医療を受けているか?(処方された頓服薬や睡眠導入薬等を適切に飲んだか?)

逃げられないと考えてはいないか?(死ぬくらいなら逃げてもよい)

独りで悩み考え込んではいないか?

人生やり直せることを知っているか?

追い込まれた時、少し立ち止まって生きてみることを模索するだけでもマイナス思考の力は弱まる場合も充分にあります。

もし、相談窓口にも電話が繋がらず衝動に駆られたら、ぜひ試して頂きたいことがあります。それはマインドフルネスでいわゆる瞑想です。マインドフルネスをやりながら自然に眠るのも良し、朝起きたら病院へ行くのも良しです。一度しかない貴重ないのちを大切になさってください🌱

福島県いわき市

みらい相談室 泉田公世