うつも専門の相談室
うつ病は気分障害の一つで物事の捉え方(考え方)が否定的になったり、食欲不振、不眠、胃痛などの身体的症状が現れることが特徴に挙げられます。
また、症状も人によっては様々で、肩こりや下痢なども起こすこともあり、激しい落ち込み或いは眠れないなどの自覚症状がない場合は本人も気づきにくいことかもしれません。原因は医学が進歩した現代においてもすべてを明らかにすることは出来ていないようですが、一般的には感情や意欲をコントロールする脳の働きや神経伝達物質のセロトニンやドーパミン減少がみられるとも言われています。
治療については十分な休養をとり、抗うつ剤や睡眠導入剤、抗不安薬が処方されるのが通例です。
薬は貰っているが、長年患っている方もおられるのではないでしょうか。
うつ病は治りにくい、再発しやすいといわれることも多く薬を飲み続けなければならないと思っている方も少なくありません。
投薬治療の他にも心理療法の一つである認知行動療法(CBT)が有効であることが証明され、2004年に診療報酬の対象になりました。また、認知マインドフルネス療法(MCBT)についても治験が進んでいます。
認知行動療法という言葉はご存じの方もおられることと思いますが、制度上実施する病院が少ないことも問題の一つと考えられています。
OECD(経済協力開発機構)2020年メンタルヘルス国際調査によれば、国内有病率17.3%、2013年の調査時の7.9%に比べ9.4%増と倍増しており、この背景には新型コロナウイルスによる世界を巻き込んだ流行の影響が色濃く反映されているとみられます。
度重なる緊急事態宣言、まん延防止等重点措置により仕事を失い経済的基盤までもが失われることで、メンタル不調をきたす方も増えているのではないでしょうか。
このような世の中でどう生きていったら良いのか。
そう考えてしまうことは自然なことなのかもしれません。
しかし、今は高い壁のようにも見えますが視点を変えれば乗り越えるチャンスと捉えることもできます。
乗り越えた先にはどのような景色が広がるでしょうか。
私は自分の苦しんだ過去から這い上がりここに来ています。
そして、苦しみを持った方々の応援をすることが使命と思っています。
悩みを抱えることは自分を何とかしたい、変わりたいんだ。
そう思っているあらわれなのかもしれません。
ご自分のペースで少しずつでも前に進んでみてはいかがでしょうか。
当カウンセリングルームみらい相談室では、うつに効果があるとされている、認知行動療法やマインドフルネス療法も取り入れたカウンセリングも受けられます。
ご回復を願うと共にあなたを心から応援いたします。