認知行動療法の取組みについて

認知行動療法はうつの研究者であるアーロン・ベック(Aaron Beck)博士(1921ー2021)により創始されました。国内ではうつに効果があるとされ2004年から診療報酬の対象となっています。

 

みらい相談室では、認知面(物事の捉え方)やスキーマ(信念価値観)などを毎日セルフチェックシートを使って記録をつけていきます。

 

具体的なチェック項目をご紹介します。


①状況(いつ、どこで、誰と、何を)


②気分・感情(気分を一言で表すと●●、0~100%その気分の強さレベル)


③自動思考(頭に浮かんだことは?、確信度0~100%)


④根拠(自動思考を裏付ける事実は?)


⑤反証(自動思考と矛盾する事実は?)


⑥適応的思考(新しい考え視野を広げた考え、確信度0~100%)


⑦心の変化(「気分」の欄に書いた気分について改めて評価、0~100%その気分の強さレベル)

 


このように毎日内容に沿ってその時沸き起こった思考や感情をチェックシートに書き出し、今の自分の振り返りをしたり、カウンセラーにフィードバックしてもらうことで、「この考え方しかない」や「辛い気持ちしかない」と思っていたことが不思議と薄らいでゆくかもしれません。

 

心の病を長い間抱えるとどうしても辛いあまり、飲んでいる薬が悪いとか医者が悪いなどと考えてしまうことがあるかもしれませんが、それも自然なことではないでしょうか。良い面も悪い面も人間だから誰しも持ち合わせています。

 

ただ、苦しい状況を耐えるだけでは良くなるものもならないのではないかと考えます。

福島のカウンセリングルームみらい相談室では、経験者ならではの切り口で寄り添いながらあなたの自己実現をサポートさせていただきます。

 

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