マインドフルネス認知療法の取組み内容
マインドフルネス認知療法とは、1991年イギリスオックスフォード大学の研究者シーガル、ウィリアムズ、ティーズデールらにより、すでに癌や心臓病、線維筋痛症など疼痛コントロールのために開発されたマインドフルネス低減法をうつの再発防止のために応用したプログラムです。
マインドフルネス(瞑想)の歴史は古く、3000年以上前から実践され瞑想を用いた仏教に由来すると言われています。また、日本における行動療法に代表される森田療法にもこの思想が用いられています。
人は知らず知らずのうちに現在(今、ここにいる状態)から離れ、過去を悔んだり未来への不安を抱え悩むことが多いものです。
それは、言わば過去の出来事や未来の想像を今起きているかのように感じているのかもしれません。
マインドフルネス認知療法では、あえて意識を五感に集中させ、今ここにいる状態に戻していきます。そうすることで過去や未来の悩みから解放することができるかもしれません。
試しに今、座っている(立っている)足裏部分に全意識を集中させてみましょう。
そして、地面に接している足裏に全意識を集中させたままスマホや本の文章を読んでみましょう。
どうですか、スマホや本に意識を向けることが難しくありませんか?
人の脳は二つ同時に意識を集中させることが難しく出来ています。
これを五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に集中させることで頭の中でグルグルと心配や悩みごとが繰り返されている状態から現在(今ここ)の状態へ戻すトレーニングを毎日少しずつやることで、気持ちが整い悩みや非合理な思い込み(認知)から解放されるかもしれません。
福島のカウンセリングルームみらい相談室では、認知行動療法と併せてマインドフルネス認知療法を取り入れることで、より効果的な心理療法を受けることが出来ます。
今まで色々なことを試したけど、効果が出なかったと諦める前に一度カウンセリングを受けてみませんか。お待ちしております。