セルフコントロール

 

<好きな人からSNSの返信がないから嫌われてるんじゃないか?>

 

<上司や友達が不機嫌そうだからきっと私のしたことでそうなったに違いない。>

 

こんな風に思った経験はありませんか?

文字に起すと何か違和感を感じませんか?

 


返信がない⇒嫌われてる

 

不機嫌そう⇒私のせいで

 

 

よく考えたら、私もそんなことしてた!そう思われる方もいるのではないでしょうか。その違和感とは・・・・・。つまり根拠が見つかりません。

 

あなたはそうするとどのような気持ちが涌きますか?
不安や焦り、最終的には自分が悪いんだと自己否定したり、仕事や勉強が手につかない状態になるのかもしれません。

 

では、どのようにしたら簡単にもっと気楽に考えることが出来るのでしょうか。

 

まず「今起きているさまざまな事実や気持ちをありのままに書き出します」

 

 

簡単に自分の心境を綴るツールとしてブログやSNSを利用すると良いかもしれません。

 

ただ、注意が必要です。SNS等は様々な人の想いが交錯している場所です。同じ悩みを持つ仲間とつながりたい!そんな気持ちが出るのは自然なことかもしれません。SNSを見ていると、一日中そこにいてネガティブ感情を延々と繰り返している住人の方もいます。熱中すればする程その感情から逃れられなくなり、症状も悪化する場合もあります。

 

しかし、「自分を守る目的」があれば、いいねとか応援メッセージあえて遮断する必要があります。何故そんなことを言うのか。それらは承認欲求(自分を認めてもらいたい、私を見て)だからです。これにハマるということは先に書いたSNSの返信がないの理屈と同じになるからです。見返りを求めないことが鍵になります。

 

そして、今自分自身が辛い状況なら「自分の投稿以外の情報に触れない、リアクションしないことが大切」だと思います。

 

次に「自分が書いた内容を数日後に読み返してみましょう」

 

その時に起こった感情や思考を自分で分析してみます。

そこでのポイントです。自分に「それってどういうこと?」などの質問を投げかけます。

 

(例)

・その時はっと頭に浮かんだことは何ですか?

 

・不安に感じる時はどのような場面ですか?

 

・その時自分にどのようなことを感じましたか?

 

・相手にどのような感情を持ちましたか?

 

・これは事実なのか確かめてみましたか?

 

・どのような関連性がみられますか?

 

 

これだけでは辛いので💦

 


・外食で何が一番食べたいですか?

 

・病が治ったら何をしてみたいですか?

 

・どんな自分になりたいですか?

 

・どこに遊びに行きたいですか?

 

・会いたい人はいますか?

 

など、人に質問攻めをされるのは嫌だと思いますが、自分自身に問うことで自身を俯瞰(高いとこから見つめる)し、何より気づきを得ることが人生を豊かにするかもしれません。今回は認知行動療法概念の一つ「自動思考と検証」について取り上げました。

 

福島のカウンセリングルームみらい相談室では認知行動療法・マインドフルネス認知療法を取り入れたカウンセリングを得意としております。このような形で記事をアップしていきますので、見るだけでも構いません。少しでもあなたが楽になれば幸いと思っております。

 

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泉田 公世