ギャンブル依存症
ギャンブル依存症は嗜好障害のひとつで別名:病的賭博とも言われています。
いわば自分自身でコントロール不能の状態に陥り、自分の財産は元より最悪のケースは他人の財産も見境なく手を付けてしまう場合もあります。
ギャンブル依存は度々ニュースでも取り沙汰されている通り、ほんの少しの気の緩みから、大事件へと発展させてしまい、自分ではどうにもならない状態になってから顕在化することも事実です。
(2020年厚生労働省実態調査にて無作為に抽出した18歳から74歳までの1万7955人のうち、8223人に回答があったデータでは、全体で2.2%。男女別では男性3.7%、女性0.7%がギャンブル依存の可能性があるとの結果が出ている。)
また、病識がないのも特徴の一つで「自分は大丈夫」「すぐに止められる」と考えがちなものですが、「ギャンブルしたい」「負けを取り戻しに行く」と感じた時には、僅かしかないお金もかき集め、借金を重ねるなどの行動をとることが度々あるならば、手遅れにならないうちに専門家の元をを訪ねてみることが必要かも知れません。
また、家族の協力も大切です。本人が何を言っても、必要以上にお金を渡さない、貸さない、借金をさせない事が非常に重要になります。家族にとっても本人にとってもキャンブルをやめるためには忍耐力も必要です。
克服するには趣味など他の事に熱中する代替行動ももちろん必要ですが、根本解決には至らないケースも見受けられます。
それから、返しきれない借金を抱えてしまい思い詰めてしまう前には医師やカウンセラー、法律家の力を借りることも選択肢の一つとして考えておいたほうが良いかもしれません。
カウンセラー自身もかつてはギャンブル依存で、年収の倍ほどの借金も抱えた経験者です。
上に記した話も私のほとんどの体験談と思っていただければと思います。
好きだったもの、熱中したものを手放すには地獄の苦しみを味わうかもしれません。
しかし下がるところまで下がれば、後は前に進む他ないのです。
克服すれば好きなものを自由に買えたり、もしかしたら自分の大きな夢を叶えることが出来るかもしれません。
私は心理療法を受けずに何とかここまで来れましたが、実は克服まで20年以上の歳月を要しました。
カウンセリングルームみらい相談室では、苦労を味わった者だけが感じられるものや、克服までのプロセスをカウンセラーの体験談を交え認知行動療法や様々な心理技法を用いながら心を癒やし、最短ルートで克服へご案内できるよう努めて参ります。また、債務整理等が必要な場合は信頼のおける弁護士のご紹介も行います。
ひとりで抱える必要はありません。みらいを変える勇気をだして。