人生脚本とは

アメリカの精神分析医エリック・バーンにより提唱された交流分析における「人は運命を自分で決定し、それはいつでも変えられる」という哲学的前提の一つです。


人は子供のころから知らず知らずのうちに自分で「脚本」を作りそれに忠実に従い自分自身が人生ドラマの「主人公」を演じながら生きていくということが人生脚本の大きな考え方となります。


エリック・バーンは、それらを言わば「無意識の人生計画」と定義付けています。


例えば、幼少期に親からあなたは「人の為に奉仕しなさい」「勉強は常に一番になれ」「急いでやりなさい」「金持ちはろくなやつがいない」と言われて育ったとします。


どうですか?このようなことが今の自分の信念や傾向に何か影響していると思いませんか?


そう思うという方もいると思います。またこれらを「世代連鎖」ともいいます。


良い影響を受けていると感じる方はそれを大切に育み、その反面完璧主義が災いして自分が苦しくなっている、貧困でどうしたらいいのか分からない場合などには人生脚本を書き換える必要があるかもしれません。

 


ここに例を挙げます。

 

①完全であれ

 

②努力せよ

 

③世間を喜ばせなさい

 

④しっかりしなさい

 

👆これらの信念との狭間でギャップやストレスを感じている方は、昨日のブログパラドックス(逆説的アプローチ)を使ってみるのも良いかもしれません。

 

 


では具体的にやってみましょう

 

①完全であれ⇒適当で良い、良い加減でよい

 

②努力せよ⇒頑張らなくていい、人生60点取れれば合格に変わりない

 

③世間を喜ばせなさい⇒人の目を気にしてもしょうがない、自分らしくでよい

 

④しっかりしなさい⇒ひとに迷惑をかけなければ少しくらいだらしなくてもよい

 


このように自分がどういった傾向を持っているのかを意識的に俯瞰することで何かの答えが見えてくるかもしれませんね。

福島のカウンセリングルームみらい相談室ではこの気分を何とかしたい、夢を叶えるためにどうしたら良いかなど、人それぞれに課題があります。みらい相談室ではカウンセリング・心理教育・心理セラピーをあなたに合った最適な方法でご提供します。どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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泉田 公世