エゴグラムとは
アメリカの交流分析提唱者エリックバーンの弟子であるデュセイ(Dusay,J.M.)が5つの描写された自我状態を図として直感的に表示する方法を考案し、それを「エゴグラム」と呼んだのが始まりです。
エゴグラムは日本でも心理検査として用いられ、TEGⅢ(東大式エゴグラム)が使われており、医療機関をはじめ産業分野や教育分野にも幅広く活用されています。
検査は15歳以上が対象で、所要時間は約15分程度
53個の質問に、はい・どちらでもない・いいえの中からどれか一つに〇を付けるだけのいたってシンプルな検査です。
内容は、交流分析理論に基づき5つの自我状態を量的に表現することで自分の特性を把握し、自己理解を深めることが出来ます。
自我状態とは
自我を構成する一部分で、一貫する思考・感情・行動・対人関係を表す言わば内面的なシステムを指します。
人は相手や状況、気分によって無意識に自我状態を使い分けているといえます。
5つの自我状態とは
1.CP(Crtical Perent:批判的な親)
2.NP(Nurturing Perent:擁護的な親)
3.A(Adulto:大人)
4.FC(Free Child:自由な子供)
5.AC(Adapted Child:適応的な子供)※ここでは一般的なアダルトチルドレンのACとは意味合いが異なります。
この検査で浮き彫りになった現在の自分の心を知ることができ、カウンセラーとのセッションのなかで不足部分を改善していくことが出来ます。認知行動療法と併せて取り組むことで、対人関係の中で生きづらかった過去から考え方が柔軟になり、困難に即座に対処し順応できる自分へと成長することが出来ます。
みらい相談室では、心理検査も認知行動療法も別途料金は発生せずカウンセリング料金に含まれておりますので、是非ご利用してみてくださいね。